RSS | ATOM | SEARCH
滅びゆくもの
先日の山鹿〒巡りで久しぶりに“絶滅危惧建造物”「火の見櫓(やぐら)」を発見した。
虚誕堂が住む大牟田ではもうめったに見かけない。指折り数えるくらいしかない。


ご覧のとおりこの“櫓”は完全度が高い。櫓の上には一式チャンと半鐘と槌が揃っていた。

真っ赤に錆びた櫓だけで半鐘が無い、半鐘はあっても槌が無いといった不完全なものが多い中、このケースは三拍子揃った上でなおかつスピーカーまで付いていると云う至れり尽くせりと云うか、今もその櫓の“高さ”を買われ使われているのがスゴイのである。

放送を聞いたことはないのでハッキリしたことは言えないが、この設備、火事の際にも役だつのかも知れないが、もっぱら公民館の行事の案内などに使われているのではないだろうか。

この半鐘、“江戸火消し”の時代には、遠い火事には「カーン」「カーン」とひとつずつ半鐘を叩き、 これを「一つ半」と呼び、火事がもっと近くなると「カンカン」「カンカン」と「二つ半 」になり、さらに火が近くなると半鐘に槌を入れてかき回す「すり半」で緊急を知らせたとのこと。

このルール(半鐘の叩き方)は九州のこの地にも引き継がれたので有ろうか?
そして最後に使用されたのは何時なのだろうか?
興味は尽きない。

で、大牟田消防署に大牟田市内に現在、いくつの火の見櫓が残っているのかを問い合わせてみた。
回答は、「火の見櫓と云うものは、消防署が建てたものではないので、掌握しておりません」と云うものであった。

ということで、半鐘の叩き方も、いつまで使われたかも聞くだけヤボだった。残念ざんねん。



*今日は何の日:桜島大噴火で、対岸と地続きに(1914)
1914年(大正3年)、死者35人を出した桜島の噴火は史上最大級のもの。この日から2月上旬にかけて噴出した熔岩によって、幅約450m、深さ70mの海峡が埋まり、対岸の大隅半島と陸続きになった。

*この日生まれの有名人:村上春樹(作家・1949)
*今日の花:にわなずな
*花ことば:優美
author:, category:写真散歩, 18:35
comments(0), -
Comment